北海道臨床心理士会の紹介

本会は、関係機関と連携し協力関係を保ちながら、人々の心の健康の保持増進に資することを目的として活動しています。また、こころの専門家として、さまざまな場面で皆さまのお役に立てるよう日々研鑽を積みながら、各種研修会の開催などにより、それぞれの資質と技能の向上に努めています。

臨床心理士に関することで何かお尋ねになりたいことがございましたら、事務局へお問い合わせ下さい。

会長挨拶

北海道臨床心理士会
会長 河合 祐子

心の健康をサポート

北海道臨床心理士会は、1992年の発足以降、会員数が年々増加し、現在では700名近い会員がおります。当会は、人々の心の健康の保持増進に資することを目的として、活動をしております。心の専門家の職能団体として、地域や社会貢献活動に取り組む機会をいただくことも増えてきております。

臨床心理士の仕事は多岐にわたります。会員は、さまざまな分野、たとえば医療保健、教育、司法、福祉、産業の分野で、仕事に就いております。また、臨床心理士の専門性を活かし、スクールカウンセリング、被害者支援、発達障がいや子育て支援、地域支援等の領域において、心理臨床活動に従事しております。

時代や社会の変化等に伴い、臨床心理士に求められる専門的知識や技能、視点や姿勢も、変化そして深化してゆきます。私たち臨床心理士には、さまざまな場面でお会いする方々に、その時の、その方にちょうど合った形でお役にたつことができるよう、日々の研鑽を積んでいくことが欠かせないものとなっています。

職能団体として、研修事業等を通じて会員の質の担保と技能の向上を図ることに努め、社会的、専門的役割を果たすことができるよう、今後ともさらに努力してまいります。

平成28年7月1日記

各委員会の活動

研修委員会

臨床心理士の資質と技能の向上に努めることは職能団体としての1つの使命でありますが,研修委員会は,本会会員に研鑽の機会を提供するために研修事業を企画・実施することを主な活動としています。全会員を対象として,現在は年に4回程度,道内外の講師により,知識の習得,実践力の向上,情報の共有等を目標とした研修会を行います。

なお、現在の臨床心理士資格は、永久資格ではなく5年ごとの更新が必要です。研修会は、すべて日本臨床心理士資格認定協会が、資格更新のための研修ポイントと認める条件を満たして企画されています。

広報委員会

広報委員会はニュースレターの発行と、ホームページの運営・管理をしています。ホームページの運用により、①広く社会の方々に臨床心理士の活動を知っていただき、 社会に貢献すること、②会員の皆さまに最新のお知らせを届け、知識と技量の向上を目指しています。また会員向けニュースレターの発行により、会員相互の情報交流と研鑽を図ります。広大な北海道の隅々にまで、情報共有、情報発信を心がけています。

医療保健領域委員会

医療保健領域委員会は、病院やクリニック、保健センターなどに勤務する臨床心理士で構成されています。心理的ケアの必要性は昨今、精神神経科・心療内科に限らずあらゆる分野に広がっており、従来からの小児科領域をはじめ、慢性疾患患者やがん患者、周産期医療、HIV感染者への支援、臓器提供者の心のケアなど多岐にわたっています。患者さんご本人やご家族にとって心理相談が、生きていくことを深いところで支え続けていけるよう、人々が医療保健領域に信頼感を持ち続けていけるよう、情報交換や研修会を行っています。

教育領域委員会(旧 スクールカウンセリング委員会)

スクールカウンセリングを含む教育領域全般での臨床心理士の活動を支援する委員会です。北海道では、まだ、全ての学校にスクールカウンセラーが配置されているわけではありません。配置を推進すると共に不登校をはじめとする教育領域での諸問題に、さまざまな形で対応する臨床心理士の活動を支援しています。最近では、学校で発生した緊急事案への臨床心理的な対応・支援(いわゆる「こころのケア」)の依頼を受けることが多くなってきています。

被害者支援委員会

被害者支援委員会は、事件、事故、自然災害などの緊急事態に対して、関係者への助言や介入などの支援活動を行うことを主な活動としています。また、緊急支援に関する教育研修活動も行っています。北海道は四国や九州を併せたよりも広く、大都市札幌とそれ以外の北海道全域への支援活動をどのように展開して北海道民の安全と安心に寄与するかが大きな課題となっています。これまでにも事件や事故、学校緊急支援、災害支援活動を行っていますが、関係者の方達との連携のもとに更なる地域貢献が出来る体制づくりを目指します。

福祉領域委員会

福祉領域委員会は、旧子育て支援委員会がこれまでにサポートしてきた子育て支援領域を含め、より幅広い社会福祉領域で活動する臨床心理士で構成されています。近年は少子高齢化、核家族化、都市化など福祉的な問題が山積し、それが地域や家族や個人の生活に大きな影響を与えています。その様な中で私たち臨床心理士も他職種と連携しながら臨床心理的な視点やアプローチで様々な問題に共に取り組む姿勢が期待されています。福祉領域委員会では、会員同士の情報交換や研鑚を重ねながら、柔軟な対応が出来る体制を作り地域社会に貢献したいと考えています。

司法領域委員会

司法領域委員会の役割は、私たち臨床心理士が、司法の領域の仕事に関わる場合に、そこに所属している職員が適正に職務を遂行できるよう、また、施設、機関を利用する当事者らが適正に目的を達することができるように、助言や支援の活動するところにあります。新しく始まった裁判員裁判はほぼ定着していますが、関与している裁判員への心のケアを維持するという課題があります。また、東日本大震災によって多くの被災者は民事事件などの問題に直面しており、その解決にも法的な支援ばかりではなく、心理的な支援が必要になってくると考えられます。 これら司法関連領域において生ずるであろう案件に積極的に関与していきたいと考えています。

産業領域委員会

産業領域委員会は、臨床心理士の中でも特に働く人の心の相談や職場復帰支援に従事する者、企業内の相談室や健康管理部門にて勤務経験のある者により構成されています。 昨今の働く人を取り巻く厳しい状況の中、ストレスを抱えながら働いている方、心身不調により長期休業を余儀なくされている方、また経済不況等に伴う失業問題に直面されている方が増えております。産業領域委員会では、ご本人への心理的支援のみならず、家族・上司・職場関係者・産業保健スタッフの皆様とも連携させて頂き、心の健康づくり・心の問題への早期対応・再発予防等を含め、広く産業の場における心理的支援のお手伝いをさせて頂きたいと考えております。

倫理委員会

臨床心理士は、基本的人権を尊重し、専門家としての知識と技能を人々の福祉の増進のために用いるよう務め、自らの専門的な臨床業務が人々の生活に重大な影響を与えるものであるという社会的責任・道義的責任を自覚しておく必要があります。従って、臨床心理士には、日本臨床心理士資格認定協会倫理規定及び北海道臨床心理士会倫理規程・倫理綱領など、関連規程を遵守する義務が課せられています。

そのため倫理委員会は、北海道臨床心理士会会員の倫理向上に向けて提言を行うほか、(1)非会員及び会員からの倫理に関する問合せへの対応、(2)倫理違反が懸念される案件を調査し関係臨床心理士の処遇を検討する、などの業務を行うことになっています。

事務局

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