一般社団法人 北海道臨床心理士会 一般社団法人 北海道臨床心理士会 一般社団法人 北海道臨床心理士会

2023.11.24

2023年度第3回研修会のお知らせ

北海道臨床心理士会 会員の皆様

雪のニュースが気になる季節になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
第3回研修会のご案内をご連絡いたします。

今回の研修会では、研修部局と司法領域委員会の共同で、『加害者支援―再犯のない生活を目指してー』のテーマで、犯罪をした人に対する再犯防止の支援について取り上げます。

令和4年犯罪白書によると、この20年間で犯罪の件数は減少しています。
犯罪をする人の傾向をみると、初めて事件を起こす人の割合は減ってきていますが、出所後、5年以内に再入所する人が4割近くを占めています。令和3年でみると、刑務所に入所する人の8割以上が5年以内に再入所しています。
再犯する要因として「仕事がない」「住居がない」「相談相手がいない」ため、経済的に困窮したり、社会的に孤立したりして再犯すると言われています。

刑務所ではさまざまな再犯防止の取り組みを行っています。受講者が自分自身に向き合うことが難しい場合の介入方法として、システム・センタード・アプローチを取り入れる試みもあります。
今回の研修会で同朋大学の鴨澤あかね先生にシステム・センタード・アプローチについて講演をしていただきます。その後、札幌刑務支所の中村英司先生に女子刑務所での取り組みについて、さらに、司法精神医療センターの福澤宏之先生に、医療観察法という心神喪失または心神耗弱の状態で重大な他害行為を行った者に対して、専門的な治療と処遇を行う仕組みがありますが、そこで働く心理士の取り組みについて講演していだだきます。

司法領域での取り組みは、なかなか知る機会が少ないかもしれません。今回の研修会に参加いただくと、どのように関わったらと迷う場面の関わり方のヒントになると思います。皆様のご参加をお待ちしております。

日時 2023年12月17日(日) 10時~16時
(12時~13時 お昼休憩 講演の合間にも休憩があります)

午前の部
10時~12時 
同朋大学 鴨澤あかね教授 
テーマ『SCT(Systems-Centered Training / Approach)から学ぶ、加害者支援のための対人コミュニケーション』

午後の部
13時~14時30分 
札幌刑務所札幌刑務支所 教育専門官 中村英司先生
テーマ『改善指導の実践について』

14時30分~16時 
北海道大学病院附属司法精神医療センター 心理士 福澤宏之先生 
テーマ『司法精神医療センターの心理士業務』

オンライン(zoom)の研修です。

申込はこちらから お申し込みは締め切りました。

参加費 2,000 円
※Peatix ご利用の場合,手数料として+300 円かかります。
※参加費は事前振り込みとさせていただきます。お振込みをもって申し込み完了となります。
※参加費は銀行振り込みのほか、Peatix でもお支払い可能です。

<お申し込み期日>
2023 年 12 月 11 日(月)まで。当日の Zoom のアドレスを3日前までに電子メールにてお送りします。
当日、開始時刻 10分前からつながるように設定しています。メールが届かない場合は必ず【前日までに】ご連絡ください。開催日当日のご連絡には対応できない場合があります。

研修部局長 菅原奈緒 司法領域委員会理事 森岡智美
連絡先: kenshukai@hokkaido-cp.net

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